2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

風坂の住人

昨日、この地域の地主の息子さんとお会いできた。 地主さんが一昨年亡くなられたので 我が家の隣二件分(ヘアピンカーブを登るまでくらい)を 借家をつぶし整地するそうだ。 このあたりの景観は素晴らしい。 心地よい川風と音を満喫できる。 我が家の裏も、…

バベルから謙遜へ

このところ、どうもナーバスだ。 世界的にも前代未聞の口蹄疫の失態 罪のない家畜たちが、連日大量に殺害される事実に 心に重量物がのしかかっている。 聖書には、神が知るところ無くしては 一羽のスズメも地に落ちないと記されているが 生き物の恵みを無視…

水肌模様

絵を描いた場所は なんだか知己と出会う気がする 同時に、あれからここを描いていないなあ という気持ちにもなるものだ。 昨日は、いつになく雲が騒ぎ立った。 そんなとき私は、胸がきゅうっと高揚する。 泳げ 走れ でんぐり返ししろ ひとつひとつの雲を 全…

月の額縁

その夜 月は、額縁を探していた。普段は 自由に 軽装で どこへでも 雲の船に乗って 旅をしているのだがもう 歳なのだろうかたまには 額縁の中に入って落ち着いてみたい これはどうだろう あるいは これはやっぱり よそう変に収まって デザイン的には良いけれ…

田んぼに水が張られ陽が沈む

昨日の朝は、雨上がりで晴れの日差しを みどりが喜んでいたが 今朝はまた 土砂降り。 もうこんな時期なんだね 大田の田んぼに水が張られていく

雨の音 水の音

ここ二日間、終日の雨だった。 傘をさして歩き 雨の音を聴く。たいていはクルマが引き裂く ガああ ジャあああ という音に かき消されそうになるが 雨露のひとつひとつは 落ちた瞬間 ぱっと開く花となる そのときに、落ちた場所の硬さによって 音が変わる。 …

鍛鉄作家 加成幸男さん個展へ

昨日は、私の掲示板を制作していただいた 鍛鉄(たんてつ)作家 加成幸男さん の個展へ 飯能の株式会社サカモト ショールームに うかがった。 鉄を叩いて作り上げた作品の数々 黒い鉄の姿というと ともすれば冷たい無表情の 印象を持つ人もいるかと思うが 加…

旧友に会いに 西洋美術館へ

昨日の朝 思い立って 上野の西洋美術館へ出かけた。 自分の内奥表現の苦悶時期には こうして、自分の10代の原点に帰り 私を根底から燃えさせた作品に会いに行く。 それらは、私の40年来の友人と言っていいと思う。 中学時代から、悩むとここに来て 昨日と同…

てんとう虫は初夏を感じたか

昨日は、気温が急上昇 大田では、野外の体感温度が36℃ほどは あったでしょう。 足元の熱いアスファルトに よちよちと 赤に黒丸のビジュアルのてんとう虫が歩いていた。 ゆくゆくは踏みつけられるのではと 足を留めて見張っていたら 大丈夫 草木を登っていっ…

シャワーを浴びた山たち

夕立が明けた午後6時半頃 バスの車窓から 『おさきにいただきました』と 春の暖かめのシャワーで上気している山たちが見える。 セピア色の、葉が無い山並みから レタス色の新緑前 そして深い緑 みどりが空気を綺麗にしてくれる。5/20の夜は、初めて チジミ…

小さな命のロック

いったいどこからどのように出てきて この「絶壁」をロッククライミングするのか? 最初・・13年前に 雨の道を歩いていたとき発見して 信じられない思いだった。 かたつむりの赤ちゃんと家族?が登っているのだ。 登ったら畑が広がっていることを悟ってい…

5/17 わが麗しの滝坂

昨日切った金木犀の伸びた枝を この日の朝、一輪車で捨てに行った。 途中、隣組の人たちが声をかけてくれた。 「いい仕事があったじゃあねい」 「展覧会は今どこかでしているんですか」ゴミ当番で 滝坂をホウキで掃いていると 「髭は似合うけど、そういうか…

ドナドナ

口蹄疫の連日の報道で、とても気分が重い。 処分という簡単な言葉で片付けられる煉獄 生き物が生きるということは なにかの命をいただいていくことでもある。 牛も大地に生まれた草や微生物や樹木成分などの いのちを食べて育つ。 人もやがて土に還り、養分…

メイとサツキにしか見えなかった猫バス

荒井由美の『優しさに包まれたなら』が 頭の中で大きなボリュームで鳴り続けて この時間に起きてしまった。目に映るすべてのことはメッセージ 目に映るすべてのことはメッセージ・・ かつて 観てくださった方から、こう言われたことがある世の中に上手い絵と…

土曜大工2 玄関ベルと灯り

昨日は、玄関ベル取り付けとコード配線を加工した。 今まで、コードレスのチャイムで使っていたが 信号がうまくキャッチされないことが多く 宅配の留守でしたので持ち帰りますが多かった。 一昨日(5/14)、コメリで買ったものでやってみた。 コードを壁に…

5/14不気味な風景

金曜の夕刻、あまりに寒い北風の中を歩く。 そして、あまりに眩しい西日 10年以上に渡って この道を歩いて来たが 台風がらみでも、こんな気温と光のアンバランスは 自分にとって初めてのことだ。 なんだかとても不安だ。 人が野放しで汚してきた大気・・温暖…

入籍記念日にスズキコース

昨日5/13は入籍記念日 パートナーへの感謝を込めて 買っておいた鱸(スズキ)一尾をさばいて 調理した。 肌寒い夜のワインに合うようにと思って グラタンと、ムニエルのワイン仕立てを作った。 最近の私はなにかおかしい気がする 一瞬一瞬の声が ちゃん…

新緑もみじの空

昨日 西日がにじむ調整池の近くに足と心を誘われて 新緑が目に染みる もみじを見上げた。 もみじと言うと、紅葉と書くし 絵でも、赤く染まったもみじイコール 日本の四季というイメージだ。 しかし、こんなにも可憐なのかとさえ思い あらためて形が洗練されて感…

いわまくら かたくもあらん

連日取り沙汰され報道される 沖縄の米軍基地問題・・ 2007年、沖縄の4会場で同時個展開催した際に ひめゆりの塔に訪れた。 石碑が語っている学徒の思いは なぜ未だに届かないのか・・・いわまくら かたくもあらん やすらかに ねむれとぞ いのる まなび…

楽時舎で貸切結婚記念日

私とパートナーの洋子との 結婚記念日は5/13なのだが 秩父の久那にあるお勧めフランス懐石『楽時舎』は その日木曜が定休日 そこで、月曜の5/10の夜に予約しておいた。 (極上サラミと自家製アスパラなど) 3テーブルある完全予約制の畳敷きの会場…

アリスに出てきた日本の桜

昨日は、入間のユナイテッドシネマで 「アリス・イン・ワンダーランド」を二人で観た。 白い善の世界の門への道が 日本の桜並木となっていた。 監督のティム・バートンが日本に来たときに 桜を初めて見たときに、その美しさに感激したからだそうだ。 日本に…

 土曜大工と加成さん制作の掲示板

昨日は、日曜ならぬ土曜大工をした。 制作・労の繰り返しに自らを忙殺していたが 自分の身の回り・・たとえば土いじりとか 家の修繕とか整理とか・・を慈しむこと・・ 身の回りを雑然とさせることは 身の内に在る 絵画や感性さえも 雑然と進ませることになり…

おはようの畑

昨日乗ったタクシーで 運転手の方が話しかけてきた。 先日、法事で家族親戚が集まったが 母の姉が、「画家の人と知り合いになったんだよ」と喜んでいました。 場所を聞くと、私がよく描いている畑の所有者の方だとわかった。 夕刻、畑仕事が終わって休んでい…

肖像権と著作権

ホームページと数種類のブログを持っているが 最近、勉強になったことがある。 撮影した記念の写真掲載時に、 より注意しなくてはならないということだ。 もちろん悪気は無い。 悪気が無くても、どんな人が見るかは 画像が世界に一人歩きする以上、計り知れ…

652日間以上 まっすぐに

このブログを何故始めたかと言うと 日記として ボケ防止に? 自分の中に多くのことが入って 収集がつかなくなり整理するため そうすることによって、自分が何を「絵だけで」表現したいかが 私にとっては明確になるからだ。 2008年3/14から始めて 6…

5/5龍馬酒と針魚と いきなりの夏?

サヨリ(細魚、針魚)を冷凍してあったものを 焼き魚にして 龍馬とお龍 [りょうまとおりょう]という焼酎でいただいた。 アテフ・ハリムさん からのいただきものだ。 このブログを見た方が、ハリムさんに興味を持たれ CDを購入されて聴き、感激されたとご…

秩父愛鳥会写真展で加藤武資さんと会う

昨日は、上町街かどギャラリーで開催中の 第4回「秩父愛鳥会」写真展を拝見した。 9名の撮影した写真は、どれも見応えがあったと共に 秩父の周辺には、こんなにも様々な珍しい鳥がいるのかと 驚かされた。 10年来のお付き合いの加藤武資さんの作品は ど…

個展『静寂への旅』モリス書房にて無事終了

昨日は、東京都東村山市にある モリス書房での 香本博『静寂への旅』個展の最終日。 多くの入場者がありまして 三日間で70名近くの方々に、ご高覧いただきました。 本当にありがとうございました。 十数年ぶりに会えた方々もいらっしゃいました。 これも、…

描かずにいられぬもの・・盛況な一日

昨日は、個展『静寂への旅』の2日目 千葉からも、世田谷からも、浦安からも、横浜からも、秩父からも 駆けつけてくださって、本当にありがとうございます。 今日は大宮からの方にも、ご高覧いただく予定です。 晴天で気温が上がりましたが、それ以上に 皆さ…

スロウ

スローなブギにしてくれ そんな映画があったが 昨日の国道299は大渋滞。 モリス書房での個展『静寂(しじま)への旅』が 昨日から始まった。 連休中ではあるが、ご近所の方々 私にも私の作品にも初対面の人が駆けつけて ご高覧下さった。 所沢へ向かうレ…