2022-01-01から1年間の記事一覧

幻想富士の巣立ち

香本さんの描いた富士が見てみたい。 そうした声で現地に行きスケッチしたものを基に、 三枚の作品となった。 この作品も巣立ち、すべてに里親さんがついて嬉しい。

空模様・こころ模様

まだ青空が見えていても、 泣き出しそうな空もようなので薪の準備をした。 いただいた解体材木を少しづつ乾燥(天日干し)してきたのに、 また雨で濡らしたくない。 身体が芯から暖まる薪ストーブ・・有難いと思う こころ模様だ。 夜やはり雨が降った。 恩恵…

こだいら平和美術展 2023年も開催決定

子供たちに核兵器も原発もない地球を 来年の開催日取りが決定しました。どうぞよろしくお願いいたします。

修復で蘇る秩父神社本殿の極彩色

昨年7月から開始された秩父神社本殿の修復工事。 来年10月までの予定だが、かなり進んでいた。 最初はこんなに極彩色だったのだろうか・・自分としては、 時の経過という色合いに「深みの美」を感じてしまうのだが。 修復のご苦労と技には敬意を表します。

パンジーで想い出す母との鉢植え

冬・・花の少ない時期に、今年もパンジー類を鉢植えした。 想い出すのは約8年前、腰を痛めた母の手伝いで実家に行き、 パンジー類を鉢植えしたことだ。 artkomoto.hatenablog.com 母は5年前の10月に旅立ったが、母のオモイを受け継いでいる気がする。 心に花…

兎は月でついた餅を食す。

東京八重洲の老舗ギャラリー T-BOXで12月9日から初公開の #今週の香本博 85作目【兎年の正月】New Year of the zodiac rabbit 来年2023年の干支は兎。ならば兎がせっかく月でついた餅を、 正月に食べない手はない。月に橋木をかけて、ウーバーイーツより安全…

T-BOXカレンダー原画展、無事終了しました。

おそらく今年最後の東京展示となる・・老舗ギャラリー T-BOXと出会ったのは、 20年近く前(当時は銀座にあった 今は銀座最寄りの八重洲)だ。 コロナ禍でリモート社員が多いせいか、平日の銀座は賑わいが少ない。 そんな中あえて「日曜も開廊」「新たな企画…

額もマットもアクリルも

ロシアが戦争を起こした愚かさで諸物価高騰しているが、 額縁もその他ではない。 ずいぶん前から水彩額のマット切も自分でやっているが、 USED額も自分で加工して作品に合わせられれば、 経済的にもお客様にとって良いかもと思う。 今回はアクリルも自分で切…

外に出ない夜祭

秩父に移住して22年。初めて影森駅で乗り降りした。 コロナ禍3年ぶりの夜祭で30万人近くの人で賑わった秩父夜祭だったが、 新種コロナが急速に広がり、個展開催中でもあり、 大事をとって祭りの街に入らなかった。 翌朝の山車の曳き後が生々しかった。

いちまいの絵2022年12月「朝が通過する踏切 お花畑駅」

冬の冷え込んだ朝は空気が澄んでいて、横から強烈な朝日が眩しく差し込む。本数の少ない秩父鉄道の踏切のある道に、その光が徐々に動いていく様は、まるで「朝」という列車が通過していくように感じて嬉しくなった。かなたには鳥が三角「この先へ」の編隊群…

足をいたわる枯葉道

秩父ミューズパークで敷き詰められた、 膨大な落葉たちが作ってくれた道を歩く。 イチョウ黄葉も終わり、空をひび割ったような枝が伸びていた。 枯葉の椛は赤ワインのコルクのような色を帯びてきて、 その連想だけでなんだか嬉しい。 硬い体で引きずる足を、…

メタセの光

雨でかなり葉が落ちていたが、 今年も秩父別所の、輝くメタセコイアを見に行った。 不自然で樹にも悪い「人工のライトアップ」ではなく、 西日透過で美しいメタセの光を、一瞬浴びることができた。 旧石器時代から在ったとされるメタセコイア杉・・ 途方もな…

瞼の蓋を開いた絵。Sさんのご冥福を。

入間市の画廊アトリエ・ワタナベさんでの個展は、 2006年から2020年までの毎年15回開催してきた。 最初から欠かさず楽しみにしてご高覧いただいたのが、 Kさんとパートナーの【Sさん】だ。 先日訃報(おはがき)が届いて、本当にショックだった。 自分は感…

いどむの遺言Ⅳ初上映 古民家ギャラリーかぐやにて

43年間にわたり削られ続ける武甲山を、写真と文、メディア、イベントなどで 発信し続けてきた山瀬いどむさん。 昨年コロナで死の淵をさまよい、介護も経験した中で制作した映画 「いどむの遺言Ⅳ」が、11月13日に古民家ギャラリーかぐやで上映された。 長年研…

四萬部寺(札所一番)の紅葉

モミジの紅染を、ここで今年も昨日見られて良かった。 自然界がもたらしてくれる四季の美と有難さを噛みしめる。 人間は地球環境をこれ以上壊してはならない。 温暖化、汚染水排出など、結局人が苦しむことになるのだ。 https://www.shimabuji.com/ #hiroshi…

バルタンか、祈りか

玄関から香本家侵略を窺っていた?カマキリ。 「あっしは、バルタン鎌男と申します」と名乗ったとか。 日本では稲刈りの鎌の連想ですが、 英名は「praying mantis」祈りをささげる予言者の印象です。 侵略許さんぞ!って、何にもあらへん。 ちなみにじゃんけ…

秋色と寒桜の羊山

朝晩冷え込んでも、日中はまぶしいほどの日差しの今日この頃。 羊山は秋色の衣替えをし始め、寒桜(十月桜)が満開だった。 芝桜の丘は、ボランティアの方々がメンテナンスに励んでいた。 羊山という名のとおり、羊がさかんに鳴いていた。

不忍の風に吹かれて

4か月ぶりの上野へ向かう。閑散としていた数年前と違い、賑わいも戻りつつあった。 私の絵画人生を応援し続けてくださって旅立ってしまった早苗さん。 ご主人の愛情あふれる写真・・東京都美術館でそよ風・・逢えた気がした。 平緒千香子さんの中美展出展作…

吉澤さん「被爆牛と生きる」at古民家ギャラリーかぐや

昨日6日は福島浪江の希望の牧場から、 代表の吉澤正巳さんは、カウゴジラと共に 古民家ギャラリーかぐやに来てくださり、貴重なお話を聞くことができた。 3.11原発災害で被爆した牛を、国は全頭殺処分の支持をしたが、 「人は命に対して酷いことをしないのだ…

心が泣いているような月・・柿色月夜

東京八重洲の老舗ギャラリー T-BOXで 11月4日から初公開の #今週の香本博 82作目【柿色月夜】 A moonlit night with the color of persimmon. 今夜の月の色はなんという色合いなんだろうかと、驚く夜がある。 オレンジ色でも朱色でもない、心が泣いているよ…

トーベの森の黄葉

童話作家でムーミンの生みの親、 トーベ・ヤンソンとの手紙のやりとりから、 1997年に開園した【トーベ・ヤンソンあけぼの子供の森公園】。 あけぼの杉(メタセコイア)の紅葉本番はこれからでしたが、 イチョウの黄葉は美しく、森には光が踊っていました。 …

親族の眠る大多磨霊園に

祖父母と父母の眠る、青梅の大多磨霊園に行った。 父は、28年前に61歳の若さで旅立った(1994年没)。 母が旅立ったのは、花巻個展開催中の5年前(2017年)で、 85歳だった。 自分は父より6年長生きしているが、 母の年まで頑張って生きられるだろうか? 両…

いちまいの絵 2022年11月【くす玉ザクロ】

ザクロの実が割れて、輝く多くの粒が見える時期。 なぜか自分は最初から、運動会のくす玉が割れる印象があった。 鮮烈な、元気の良い、はじける印象。 コロナ禍となって三年近く、 かつての子供たちの熱狂・歓声も、めっきり少なくなった。 終わらない戦争、…

孝男義兄(にい)さんの眠る桐生へ

鳳仙寺(群馬県桐生市)は、 2009年2月に急死した孝男兄さんが眠る墓所。 実に7年ぶりのご無沙汰で、心の中でお詫びと出来事の報告をし、 洋子を見守ってやってほしいと願った。 見晴らし良く、晴天で風もなく、好きなウイスキーと、 りんどうなどの生花を供…

無言館でオモイを受け取る

愚かな政治の戦争加担によって学徒動員され、 貴重な命と人生を奪われた 当時(昭和18年頃~)20代の画家志望の学生の方々の作品を、 野見山暁治さんとの出会いがきっかけで 窪島誠一郎氏が収集した約700点の作品を収めた 長野県上田市に在る美術館「無言館…

昨日の階段追いつかず

歳をとって、できていたことが失速してきたせいなのか? コロナ、戦争、増税、減収で生活苦が増して疲労困憊しているせいなのか? 否!絵画制作や展示についての作業が、とても多くなっているからです。 昨日の階段という日記ブログをスタートさせたのは、20…

西日のイチョウ並木(ミューズ)

昨日は、午後4時前の秩父ミューズパークの 公孫樹(イチョウ)並木道を歩いた。 目を開けられないほどの強烈な西日が、 黄葉が始まった葉を鮮やかに輝かせていた。 これから冷え込みが進むと、染が進むことだろう。 https://www.muse-park.com/

外気温2.5℃で薪ストーブ着火

40℃の猛烈暑さから、過ごしやすい秋のはずが・・ 真冬のような急激な冷え込みが到来した20日。 たまらず隣組のHiさんの助けを得て、 煙突掃除・・今は工夫してできるだけ煙突の解体個所を少なくして、 エアーで吹き飛ばして設置。厳重な養生が必要となるが、…

つき豆ダンゴだるま森 at 古民家ギャラリーかぐや

音曲人形芝居「つき豆ダンゴだるま森」が、 10月15日に、古民家ギャラリーかぐや(滑川町)で、 だるま森+えりこ さんによって開催された。 なんという心地よさだろうか。凝り固まったココロがほぐれた爽快感。 あなたの五感をフルに揺さぶるために、はるば…

「ちちぶむすび市」で聴き踊る正調秩父音頭

秩父神社境内で8日開催された「ちちぶむすび市」。 mahora稲穂山の個展会場で何度も秩父音頭を歌ってくださった保科さんが、 ここでも声量豊かな喉を披露した。 この日は絹市(秩父銘仙販売)も行われ、 銘仙で着飾った「きれいどころ」の方々も秩父音頭を踊…