三日月と一番星

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夕刻6時45分・・玄関を開けると、

美しい三日月が、私を迎えに来ていた。

私は、洋子を迎えに行くのだ。

月を見ながら歩くと、

足取りが軽くなり、

ヘアピン坂も悠々と歩いた。

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武甲山の真上に、

一番星が輝いていた。

もうすぐ洋子に逢える。

 

三日月と一番星・・、

いずれも彼女だったのかもしれない。

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