絵があるってどういうことだろうか・・こう話し始めた
画廊のオーナーの話を思い出したのは、昨夜のライブ時。
19時開演で電気を消し、蝋燭シャンデリアの灯りだけとなった山猫館。
余分な華やかさと喧騒が削ぎ落された中で、浮かび上がる絵画たち。
私の描いた空を、自由に飛び・駆け抜ける即興の響き。
森順治さんと川島誠さんのソロとセッション・・
もがきや叫びや喜び・・裸の表情がストレートに心に突き刺さる。
絵があるってどういうことだろうか・・「年配の男の話だ。一日忙しく働いて、
疲れ切って帰宅する。妻も子供も寝静まっていている家で、まずすることは、
電気をつけることでも、テレビを見ることでも、食べることでもなく、
奥の部屋に行き、絵を見ることなんだ。毎日違う表情を見せてくれる、
生きた絵を眺めて、一息つき、今日も終わったなと感じるんだ。・・絵があるって、
そういうことなんだよ。」と語ってくれたオーナー。
蝋燭の灯りの中という演出で初めて見る自分の絵・・私は何を描いているのかと、
ライブのおかげで向き合うことが出来た。
https://www.facebook.com/events/830688463952451/