秩父が舞台のアニメ『あの花・・』


観光地としての秩父
観光客をどれだけ呼べるかで一喜一憂する面があるだろう。
それが、このところ若い世代の人々が
秩父に多く訪れて、古い町並みを歩く。
その原因は、秩父出身の岡田磨里さんが書いた脚本による
秩父を舞台にしたアニメ
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない
にある。
深夜に放映されたにも関わらず、ブルーレイDVDが大ヒット
そのファン層が、舞台となった場所を実際に見ようと詰め掛けているのだ。
遅まきながら、昨夜レンタルした第一話を見たが
若者でないせいなのか、女の子の きゃん声が煩く耳に残り
キャラクターの表情も気になるし
秩父駅近くの夕陽も、あんな色や単純な階層には見えないなどと思ったが
秩父は歴史があり文化遺産があり、
芝桜のように『つくられたもの』ではなく
そこにある建物や場所を描いてくれたアニメには
なにか嬉しさを感じる。
どんなきっかけでも、足を運んでみて初めて見えてくる
すべては、そんなものだと思うから。
きっかけを作ってくれた『あの花・・』に感謝したいと思う。


作品は『灯りが燈る橋』
近代的な秩父橋に立ち、旧秩父橋と、橋桁のみ残る最初の秩父橋を
以前描いた。
そろそろ暮れなずんで灯りが燈される夕刻近くの印象。