朽ちていくもの、息づくもの


花小近くに、朽ちているクルマが放置されている。
思えば大昔は、人は【千里の道も一歩から】とひたすら歩いていた。
便利な乗り物のおかげで、瀕死の人を早く病院に運べたりする恩恵の側面で、
事故を起こし、かえって死者や病人を生み出すことにもなった。
新幹線も同じである。便利を通り越し私たちが恩恵をいただいている
山や自然をことごとく破壊して、原発を利用して開発するリニア・・
やがては、このクルマのように【朽ちて・・必要のないモノ】のなっていく。
テレビやラジオの報道で、自民圧勝のバンザイが鳴り響く中で・・
このクルマのことを思った。
道は人のためにあり、人がクルマに気を使って謝りながら通るべきものではない。
経済は人の生きる側面であり、経済のために・・それも一握りの貪欲なヒトたちのために
人間が脇に追いやられ困窮したり、自然を汚染し、そのの恵みを奪われることなど
決してあってはならないのだ。
絶えず【息づくもの】・・それは経済至上ではなく 人間の命であり、
恩師である自然界の循環の恵みなのだ。

[昨日の断片]160711