『風土季・田んぼ気流』本家ホームページいちまいの絵9月


15年ほど、田んぼの作業から、日本酒作りに関わっている。
手ずから一苗ずつを田んぼに植えて、土と水と大気と天候の恵みで育つお米。足が吸い込まれそうな感触と独特の匂い。
田んぼに映るカフェオーレのような空を、おたまじゃくしが揺らす。どうぞ刈り取ってくださいと頭を垂れる秋、
きらきらと黄金色に輝く稲穂の根元を、ざくっっという鎌の音が、あちこちで響き渡る。命の恵み・・汗を流す労苦に対して
自然界からの おつかれさま・これで元気になってね
という恵みをいただく。【ご馳走様】の本当の意味を噛みしめる。有志で植えて収穫した米から、日本酒【風土季】が五十嵐酒造に持ち込まれて、丁寧に仕込みがされる。五感を隅々まで働かせる・・心身が喜ぶのだ。
この周囲のマットは実際には描線ではなく圧を加えての凹線で、影になって気づくが、画像ではわかりやすくした。
描かれたいる人はイメージでなく、すべて実際に参加した一苗倶楽部のメンバーのスケッチから起こした。
中心の絵も現場で私が実際に体感したものだ。
鎌で刈り取った跡を描いたのが、そこ・只中にいた証しだ。
紙に交響(多種)水彩 八つ切サイズ 個人所蔵
http://www7b.biglobe.ne.jp/~artkomoto/1mai/1mai.html

[昨日の断片]180901