青森津軽の福井さんと故山中隆太郎棟梁を偲ぶ

一昨日、留守電に 山中とし子さんから
「珍しい方がみえていますから、是非いらしてください。」とお誘いいただいたが
あいにく私は 夜 飯能の鳥かつさんでAさん、パートナーの3人で食事をして
帰宅は11時をまわっていた。
昨日朝8時に連絡をして、10時に訪問し、山栗入り赤飯をご馳走になった。

珍しい方・・福井さんは、青森県津軽から亡き山中隆太郎棟梁のお墓参りに来られた方
山中さんと義兄弟の契りを交わした仲だそうだ。
丁寧に墓に水をかけて目を潤ませていた。『棟梁、こんなに遅くなってすみません』
そう心で呟いたように見えた。共に棟梁を偲んだ。
その後、隆太郎さんの作った建物である珈琲道ぢろばたで
薫り高い至福の珈琲を3人で味わった。
夜は、山中さんが妙見の寿司を出前で頼んでくださり、
散財させてしまって恐縮でした。
山中隆太郎棟梁は、あの世で神となって生きている訳ではないと信じる。
棟梁だって『よしてくれよ、俺は神なんかじゃないよ』と言って望むはずがない。
棟梁は私にとって、もっと現実の生きた存在であり
『俺はそんな大きい男ではねえぞ』という”巨人”だった。
そう!私の中では 棟梁の生きた風が今でも時折拭いてくれるし 
その励ましの言葉は、私の生活苦を癒し脈々と生き続けている。
だから、そういう意味で 隆太郎さんはまだ死んではいない。
その、死んでいない棟梁に心で呼びかけた・・
『これからも私を支えてくださいね』と。


この日の3時のニュースで ひどい事件の報道があった。
秋葉原の通り魔事件で、7人の尊い命が奪われた。