取り壊されていた【酋長】の家

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背が高く、高齢でもとても元気で、栗を木の枝ごと、

ひょいとかついで笑顔で歩いていた女性。

その人の家・・いつもここを通って散歩するのだが、壊されていた。

今住んでいる家は、確か15~16年前からだが、

当時から隣組で顔を合わせていた女性。

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私の見た印象が、映画「カッコーの巣の上で」や「オルカ」の、

長身俳優ウィル・サンプソン(ネイティブ・アメリカン出身)似だったので、

心の中で【酋長】と呼んでいた。

私にとっては、自然に対峙して生活しているという賛辞だったのだが、

相手は女性でもあり、失礼と思われるだろうと、

直接言ったことはついになかったが・・

施設に認知のご主人を残して、今年一人で亡くなっていたそうだ。

心からご冥福をお祈りしたい。

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奥にあった家は、もう無い。