2021-11-20 草冠に秋と書いて「萩」 秩父に住んでいると、秋の七草の成長に敏感になる。母は長年、着物の仕立てをして家計を助けた。野花にも精通していた。亡くなって4年になるが、萩と葛の装飾的な連想から、こうした絵になった。紫に暮れる装飾的背景に、秩父の武甲山や二子山のシルエットが見える。着物の女性は、母親の連想というわけではないが、葛が、蔓(鶴)植物で絡みつくことから、赤を散らばせた。 今週の香本博42作目として発送できて良かった。