捨てられない活かしたい同胞たち


絵を描くことには
協力する生き物とタッグを組まねばならない。
画布・・キャンバスや紙や壁や板など
絵の具たち
筆や鉛筆や・・・その他
なんで生き物かよ・・と言われるだろうが
絵の具が固まったり、変化するのも微生物が生きている証拠。
特に私は、いまだにずっと以前から使い切らなかったチューブ入りの
透明水彩絵の具をとってあったりする。
彼らも、私の絵の協力者、同胞なのである。

最近は、筆洗した水に、できるだけ絵の具が入っていないように
(下水で処理はされるが)この命を少しでも活かしたいと
思うようになった。
それで、制作に使った後の絵の具は、壁面や何らかの場所に
塗っていくことにしている。
またパレットとして使ったものは、自分の
色彩のイマジネーションの助け・・になるかどうかは
わからんが、立てかけたり見えるようにする。
捨てられないのだ
活かしたいのだ。