『カルーセルの自画像』

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今月の いちまいの絵です。

遊園地の乗り物制作やデザインに関わっていた・・・
自分が元の絵を描いて、乗り物になっているものもある。
この度、完全に断ち切って、すべての意味で絵一本にした。

ルーセル回転木馬)は、時が流れいく人生に例えられてきた。
ジョニ・ミッチェルの詩、サークル・ゲームののように・・

様々な生き様のシーンの中で、
ある時は、自分を殺してツナギ服を着て、ピエロ(別人)を演じ
スパナなど工具を使って油にまみれた。
文字通り、カルーセルのメンテナンスで下に潜って奮闘もした。

しかし自分は、ずっと、何をしていても
画家の目で物事を同時に見てきたように思う。
これまでも10代からずっと描いてきたし、
そのとき、時、瞬間にしか体感できない自分を
描き続け、発表し続けてきた。

今までのカルーセルの木馬から降りて、丸裸になり
まっさらのパレットで、自分の内奥に在る蓄積された絵の具を
ほとばせて、別のカルーセルを回転させて行こう。

これからも画家として。

『カルーセルの自画像』

キャンバスに油彩、アクリルなど
800×605mm(額無しの大きさ)