やっと理解できた、小椋佳の『さらば青春』

先日、懐かしのフォークソング特集の番組で
小椋佳のコーナーがあって
リアルタイムの久々の本人の歌声を聴いた。



私は10代の頃、『道草』という彼の曲が
本当に好きで、アカペラでよく口ずさんでいた。
それよりも前、陽水のアルバム氷の世界に入っていた
一番好きな曲『白い一日』
小椋佳の曲とは知らずに歌っていた。
聴く人によっては、私の声質は、彼と似ているらしい。
作者には失礼な話かもしれない。



当時、比較的マイナーだった彼のヒット曲『さらば青春』
題名と詩の内容が一致せず、共感出来ずにいた。
先日の同番組の本人のコメントで
やっと何故かわかった。



題名は、レコード会社側の人が、勝手につけたらしい。
佳さんは、題をつけず、心に浮かんだものを詩で綴っていたのだ。
だから、内容は さらば青春ではなく
青春で疑問に感じることや美しいと思うことを
体制(を表す 黒い水や黒い犬)に流されずに
大切に生きようといった
逆の内容なのだ。



ふと、何故だか
それからというもの
自分の中で、この曲が流れるようになった。
自分を取り巻くものや
社会を構成して、大きな存在感があるもので
意気消沈してはならない。

少女よ 泣くのはおやめ
空も海も月も星も
みんなみんな
うつろな輝きだhttp://www.fukuchan.ac/music/j-folk3/sarabaseisyun.html

蛍の出る川の氷柱も溶けて
緑が生え始めた。