壺井明展at KEN東京報告vol.7は25日まで


ようやく壺井明氏にお会いすることができた。
福島原発の惨状、巻き込まれた罪のない一般の人々・・
一人一人のかけがえのない命の歴史が、まるで物のように扱われ、母乳に放射能が混ざっていたのを知らずに、わが子に与えていた母親の絶叫、【白装束】の異様な集団の光景・・ストレートに飛び込んでくる板に描かれた絵画。

丸木美術館で見させていただいて以来だが、不思議と暖かい印象を受けた。それはきっと、作者である壺井氏の、犠牲になっている方々への視線が熱い・・絵が生きているから・・だろうと感じた。
彼の静かな語り口は、路上でずっと展示してきた経験【積み重ね】からくる落ち着いた印象がある
ギャラリーKENにも、ようやくうかがうことができて、
粟津ケンさんに親切に対応していただいて感謝している。画集を二冊購入した。

貴重な発言をお聞きして、内容の濃い時間だった。
25日は午後3時からピアノ演奏と詩のコラボもある。
ぜひご高覧ください。

http://kenawazu.com/
自宅には10時近くに着いた(秩父の自宅から往復4時間半。
初めての三軒茶屋、初めての田園都市線路面電車)だった。


[昨日の断片]170624