久々のスーツ


人は皆カメレオンなんです・・
これは、美輪明弘さんが言った言葉。
生活スタイル・・身の回りや身を取り囲んでいるもの
着ているものなど・・・が染み付いて その人の雰囲気や歩き方などを
形成するのだということだ。
私はある意味至言だと思う。
絵画制作するときは大抵サムイなのだが
秩父の道は坂が多く 下駄では歩きにくい。
サムイにスニーカーでは、あまりに合わない。
それで、出かけるときは多くの場合、カジュアルな服装ですましている。
一昨日、昨日と、久々にスーツを着た。
ネクタイ、服ともイタリア製(買ったのは日本の紳士服屋だが)だが
メタボ体格でも何とかバンドが締まった。
この幅を買ったのは15年前くらいだろう。
今夜、入間で、気分転換に映画を見ようということで
瑞穂にパートナーを迎えに行くときに 着て行った。


映画は・・
チャーリー・ウィルソンズ・ウォー
ただ、見終わって複雑な思いがした。
最初にシルエットで出る光景が すべてを物語っているようだ。
美しい満天の星空に 羊飼いのアフガンの人
それが立ち上がり、対ヘリ砲を抱え発射させる・・・
これによって、アフガンの人に対するソ連の蛮行は収まるが
人を殺すことは、神の力などではないはずだ。
スタイルの良い美女登場場面の多い映画
マイク・ニコルズ監督作品としては、私には物足りなかった。