2020年もどうぞよろしくお願いいたします。

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年越しが出来た・・自営業だからこそ、その意味を肌身に感じる今日この頃です。

生きることが許され、命を長らえさせてくださることに感謝し、

今年も作家として精進いたします。

2020年もどうぞよろしくお願いいたします。

下記は、本家ホームページからの一枚の絵のご挨拶です。

『空の柄花織り』
キャンバスに交響(多種)水彩
230×160mm

謹賀新年。2020年が皆様にとって、幸多き安らかな年となりますように。
本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

春を呼ぶ福寿草・・福に寿・・なんとおめでたい花名だろうか。
世の中が重苦しく格差拡大の暗雲に包まれ、
庶民の生活はますます厳しく寒々としての日々だが、暖かさをイメージする福寿草
無彩色とまで感じる冬の大地、その白を薄く溶かし、
希望の黄色で染めていく。そんな印象を、着物の柄のように描いた。
亡き母が遺した、福寿草の短歌と、私が著した短歌を、この絵に並べて賀状にした。

母は呉服屋から注文を受けて、着物を縫っていた。
お客様から指名され、その腕で家計を助けていた。
「いつか博の絵を、着物の絵柄にして着たいよ」と言った。
その願いは叶わず他界したが、
自分の絵を「装飾的」と感じる人もいる。

確かに自分は、空を「帯のようだ」とか「散りばめられた装飾のように」
感じて、その感動を描いていることもある。

和服でもギャッベでも良いが、何らかの形で、
母の想いが実現することを願っている。

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