本家ホームページの2月の絵は『落葉の精とスノードロップ』です。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~artkomoto/1mai/1mai.html
ふわふわの落葉の絨毯から命が宿る。
花の少ない冬の時期に、雪色の美しい花を咲かせるさまは、
単なる自然界のエネルギー以上の物語を感じた。
花の蕊(しべ)の形状がハート??になっていることを、
高崎クリスマスローズガーデンのオーナーに気づかせていただいた。
雪の耳飾り(snowdrop) というより、私にはペンダントライトの印象だ。
閉じこもりがち・塞ぎがちになる様々なことや冬の寒さなどを払拭するような・・、
そして雨や雪から守り、照らしてくれる・・そんな印象を描いた。
昔の私なら決して描かなかっただろう男女の精の求め合い・・
ほんわかムードになったなと受け取られるかもだが、
私には、自然界の力強いエネルギーが出逢う循環の表現でもあるのだ。
枯れて散る落葉は、命の終わりではない。落葉が揺り起こしたのだと感じた。
今後も、自分が感じ心に焼き付いたものは、どんな否定的な印象を抱かれようとも、
自分を信じて描くつもりだ。
紙に交響(多種)水彩 八つ切りサイズ 個人所蔵
The flowers brought up by the fallen leaves' spirits are snowdrops.