額を越え、柵(しがらみ)も心の縛りも越えて


川端康成などの文豪が
執筆するのに
長期間温泉宿に泊まり
生活上のしがらみから抜け出したことを思う。
F・F・コッポラも映画『ゴッドファーザーpartⅢ』の脚本を執筆したとき
マリオ・プーゾと共同で 『こもって』書き上げた。
残念ながら私は、親の財産も利益の富も無いが
自分が思う『絵』とは
そうしたものを超えたものだ。
紙のサイズがあって、この絵具だからとかではなく
自分にある
自分の内に拡がる・・・
それを具現化するものだ。
だから、それには本来、縛りも仕切りも無いのだ。
もっとピュアで
もっと拡がっていて
動いて・・いや生きているのだ。
そんなことを思った。