縁側の猫

なぜ、この絵を放出するのに
これほど苦しんだのだろう。

それより先に放出したい
しかし形になりきらない
巨大なもの・・・
震災から受けた
とてつもない『なにか』が
のたうちまわって・・今もそうだ・・いるからだ。
最近、ようやくそれがわかった。
でも、縁側の猫に
風が流れて、ほっとしている。