猫のひげ、自分の髭

氷点下の夜なのに
私は時折、夜中に寝汗をかく。
髪も濡れるほどで、下着ごと換えて
また布団に入る。
血圧というより、隣に入って身体を押し付けてくる
フーのせいなのだ。
猫は歌にあるように寒がり
(犬は喜び庭駆け回り、猫は・・)だが体温が高い。
川の字のはずが、四足を伸ばされて
背中が冷えて、夜中にトイレに行くこともある。
先代猫ミーは、ひげが相手に触れるのも拒んだが
フーは、ひげごと顔に当てて平気。
でも、触覚として、方向感覚や近づくものや『気』への反応
判断の迅速さ、瞬発力に役立っているようだ。
自分の髭は、秩父に移転してから異常に伸びるようになった。
寒い地への身体の防御反応なのか、
でも、もう今年も終わろうとしているのに
この髭は迅速、シュンパツには役立っていないなあ。

今朝はマイナス5℃
クルマの窓ガラスにお湯をかけると
瞬時に流れながら凍っていく。
これも、私には猫の髭の連想があった。

W・モリス的?な流線型が もっと寒くなると
見られるかもしれない。
作品は『気の向くまま』