花香路のポスター


癌を宣告された人が、こう言ったのを覚えている・・
病院からの帰り道、今まで見もしなかった路傍に
咲いていた野の花や草木が
こんなにも美しいのかと感動して泣いたと。

いのちの輝き・・
高熱で溶けたアスファルトではない
土の路を歩いていると
毎日少しずつ変化する花たちの香りと姿は
季節を教え、生きる希望にもなりえる。

今年は、口蹄疫や多くの出来事に、いのちの軽視を感じた。
変化してないと思っていた土の中で
種から芽が育ち、根を張って、
可憐な花を、私たちに見せてくれる。

『花はどこへいった』と歌われて久しいのに
いまだ世界のあちこちで戦争があり
あつれきは耐えない。

自分が感動し、花からいただいたような印象を
透明感在る水彩画にしました。
DMの右に書いた花や草木を初め
どこか懐かしい風景や詩情が感じられるような
作品 約30点の展示です。