谷中、千駄木、高円寺を歩く


10代の頃、高円寺で初めて一人暮らしをしていた。
純情商店街の不二家で朝から夕方まで働き、
その通りにあったピザハウス・ジローで9時まで
新宿に出て生バンド入りの大型デイスコの裏方で働き
午前様で帰宅し、また朝・・そうした繰り返しの日々
それでも絵を描き続けていた。親から仕送りされて美大に入り
遊びほうけて試験のときしか描かない連中と距離を置いて
本当に絵を描く自分自身に対する挑戦だったかもしれない。
でもスマートな生き方などではない。
肩をいからせても、若さゆえに翼は不十分でグラグラ飛行。
心も葛藤で どろどろしていた。
でも、そんな『格闘した』高円寺が懐かしく、
いつかこの地で、自分の作品を展示したいと思っっていた。
谷中、千駄木、根津に惹かれるのも、
下町の活気に、ほっとし、敷居の高くない展示に興味があるからだろう。
谷中銀座で嬉しく感じ、高円寺で気になっていた場所を見つけた。
高円寺書林
今年、ここで展示が実現するかもしれない。
昨日の電車内のニュースで、マイケル・ジャクソンが亡くなったことを知った。