空の弦音


日常、数々の雑音に囲まれている。
騒音、人だかり、噂話、関わる人の勝手なwards
短絡的、幼稚、無神経、鈍感という雑音たち
囲まれているだけでなく 脳裏にズカズカ土足で入って
神経を荒らしまわり、拘束しようとする。
自分の脳裏のより深い所に 弦音を
静かに流し続ける努力をしている。
アテフ・ハリムさんのヴァイオリンを聴いたときに
ひどい頭痛が直った経験から、有効手段だと思ったからだ。
私の絵を観て、そうした意味の感想をお聞きしたこともある。
でも自分は作家なので、喧騒から逃れられないtimeは
そうしようと努力する。
私が空を見て癒され、感動して、絵を描くのは
きっと私の中に 静かで激しい弦の響きが流れるからだ。
今朝も 力強い絵を進めることが出来た。

作品は『蜩(ヒグラシ)が眠りに付く頃』
個人所蔵