描けなかった縁側

滝坂の集落に古くからあったIさんの家が
壊されて整地されている。
(写真右の奥の家。手前はお稲荷さん)
ここへ引っ越してきた約5年前から、いろいろと親切にしていただいた。
工事が始まる前にお会いして話を聞いた。
借地なので、将来 子供さんが整地する負担をしないように
今のうちに壊すのだ・・親の代からの家・・最後まで住みたかった。
ここの縁側を いつか描きたいと言っていたのだが、
いつかでは やはり叶わないのだ。
『・・・たい』をもっと深いものに 溝にしなくては そこに走るものは
通れない。