お疲れ様の夕空

汗だく仕事の帰路
天候もどんより
豆腐屋で厚揚げを買おうと寄ったら
店主が早朝からの仕事疲れか 眠っていた。
ベルを鳴らしてください のメモがあって
目の前のベルを鳴らすが、ピクリともしない。
何百円かの買い物で起こすより こう言いたかった
『お疲れ様でした』
店を出て、道を渡ると なんと衝撃的だ。
一瞬 美しい夕空が光り輝いた。
実質3秒くらいだろう。
『お疲れ様』
空と雲に そう言われた気がして
疲れが和らいだ。