寄せる皺の波のような

厳寒の北風に揺れる裸の木々。

その細枝たちを見ていると、

自分に刻まれていく皺(しわ)のように、

また緩やかなカーブが、波のように見えた。

【寄る年波】という言葉があるが、昨年暮れに左足の肉離れがあってから、

それを感じてしまった。

しかし若い時ではいくらがんばっても刻まれないのが【皺=生きてきた証】なのだと、

自分の思いに刻み付けて、頑張って生きていきたい。

なんだかそんな思いで和紙を使って制作した。

おそらく2月10日から東京八重洲で初公開されるだろう。

#hiroshikomoto