『三陸の聖火』いちまいの絵 2021年4月

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三陸の聖火』
The sunset over Sanriku burns like a beautiful torch.

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美しく沈む、大きな大きな夕日。
清き大気、清き水、自然界の恵みに感謝し、漁業で営む人々。
人の生活、移動、労働‥引いた潮が戻るように活性化される。
そうであってほしい思いで描いた絵。
 
燃える炎を見ると、心も和らぎ、心身共に暖かくなる。
そんな夕日。しかし3.11のあの日、三陸は雪が舞っていた。
2011年の大震災と原発人災から10年、
三陸鉄道リアス線が全線開通し、漁業も回復へと向かう三陸
被災地福島から東京オリンピックに向かう聖火リレーがスタートし、
世界に復興とコロナ撲滅のメッセージを伝えると発信されている。
 
実際には開通した駅の周辺でも雨の後などは、
除染不十分の放射線の値は相当高い。
帰宅困難を解除されても、帰宅できない人は大多数だ。
原発を止める方向でのはずが、次々と再稼働をもくろむ行政。
そんな中での聖火に、気持ちが動かない人は多い。
 
本当の復興、本当の暖かい日常・・そんな生活を、
早く被災されたご家族に対して支援してほしい。
今はこの美しい夕日が 本当の 心の 聖火だ。
 
三陸の聖火』
紙に交響(多種)水彩
約22×32cm(絵のサイズ・額寸含まず)