一昨日、電話がかかってきた。8年前個展を開催した某書店ギャラリーからだった。
昨日、彼は和やかに私の絵の印象、独自性を絶賛したが、本題は違った。
再会は最悪だった。結局宗教の勧誘だったのだ。
貴重な時間を割いて調整したことに、失意し憤慨した。
宗教団体は、単なる人間を神のように扱い、金銭欲に満ちている。吐き気がする。
団体の長も所詮は、宇宙と大自然に比べれば、塵に等しい。
同時に、死を予感させた重病を経験した彼の心情を思ったが、賛同は皆無。
冷たい風の吹く中、歩いて自宅へ向かう。
なんという素晴らしい再会が待っていた。
いや、再会以上のスケールの大空と光と雲だ。
私の心を動かすのは、やたら縛ろうとする人間の団体ではない。
私の中で 激しく心地よく太鼓が叩かれている。
実はこのために、この空に出逢わせるために、今日と言う日があったのかもしれない。
感謝に満ちて帰宅した。