苔の産すまで

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盆栽は大嫌いだ。無理やり小さく、羽交い絞めに自らの驕りの形にする印象だからだ。

しかしその根元の土にある苔・・盆栽に限らずだが・・苔は好きだ。

コンクリートアスファルトは土を酸性にするので苔はあまり育たない。

やはり自然界の石に装う苔は美しい。

自分がなぜ苔に心惹かれるかと言うと、風雪に耐えて育つ、時間の経過だ。

君が代の最後で唄われる【苔のむすまで】。

当然これは【蒸す】ではなく、【産す】・・長い年月のことだ。

自分の絵画道も感性も絵の命も、苔のむすまで・・瑞々しくありたい。

この苔たちは、三峰神社の参道で21日撮影 

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