沢蟹とヒメ

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遥か下の川から登ってきた、あっしは蟹のヒロと申しやす。

うあ、向こうから突如現れて近づいた巨大生物が!

来るな!聞かぬか!即座に臨戦態勢・・なれど?

畜生!吾輩の匂いを嗅いでから、

なんと「ふん、興味なし」と立ち去るかあ?

ふざけるなあ、それならば・・

ふん、今日はこのくらいで勘弁してやろう。

ざまあみろ。おい、ちょっと、そこのでかい君。
 
・・・ヒロはこうして、蟹のあぶくのようにつぶやいて
何処かへ去っていった とさ。

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