寒さと薪の有難さ


映画エゴン・シーレで、部屋を暖める薪も買えずに
病弱になっていくシーンがあって
見ていても気が滅入ってしまったことがある。
昔、アイヌの人たちも、薪ストーブが造れるようになってから
寿命が延びたらしい。
寒い場所に暮らすのと
温暖な環境で暮らすのでは、健康ばかりか
人生や考え方さえ影響されるかもしれないなと思う。
しかし、寒いところほど、空気が澄んでいて
そこだからこその、類を見ない美しさに轟を覚える。


我が家に、薪ストーブを設置してくれて
薪も気遣ってくださる、
そのことに深い暖かさが染みている。
数ある恩師に感謝。
家の煙突から煙が立ち昇る。
『挽歌』個人所蔵