ヌードになるとき


よりかかるものがあって
たくさんのもので着飾って
冷たい風も感じることなく
豊かなもので満たされて
何の傷もないとき
人は不具となる。
なぜなら自らの愚かさと人に対して
盲目となるからだ。



かえって
寄りかかる保護も無く
ヌードで
風にさらされて
切った所が痛むとき


人は
あふれんばかりの
豊かさと愛に満たされて
その愛の光を
宇宙と共有できるのだ