白菜と午後4時の西日


自分は、ときどき気が狂っているんじゃあ
ないかと
本当に思うことがある。
夜、道を歩いて空を見上げ
月に手を伸ばし
夜空をキャンバスに
本気で絵を描こうと、手を動かすことがある。

ひどく首が痛くなって
幻覚なのか、実生活なのか
わからなくなる。
去年の、この時期に見た光景が
いまだに尾を引いているのかな・・・
なぜ、あの枯れ枝だけが
あんなに
燃える様に輝いて見えるのか

なぜあの雲は
冬の空という畑に、白菜を育てるのか

そんなこと、なぜ という考えすら
馬鹿げているよね。