孝男兄さんの盆


孝男兄さんが突然他界してしまってから
2年半が過ぎた。
http://d.hatena.ne.jp/artkomoto/20090212
見晴らしの良い桐生の場所で眠るのが
せめてもの救いだ。

帰りに久那の健治兄さんの畑に立ち寄った。
近くの緑に染まった樹に 一匹だけ蝉が留まった。
成長し拡散した樹の枝・・
これは青桐(アオギリ)と言って、広島の原爆で強い被ばくを受けたのに、
唯一翌年には芽吹いた復興のシンボルだ。
命は継承される・・その意味を感じて胸が熱くなった。

孝男兄さん亡き後、娘さんが結婚し
そして来月 長女が、再来月 長男が結婚することが決まった。
すべての子供たちの結婚が見れなかった兄さん・・
でも、きっと家族が幸せになることが
一番の孝行であり供養なのだと思う。
「人の陰口をしたことなく、自分を褒めたことを聞いたこともない
あんな良い(ええ)人はいない」
力強く語ったおかあ(義母)さんの言葉に胸が熱くなった。


思えば、この木の前でバーベキューをしたのが
お会いした最後だった。

その後、なんだか心が落ち着かなくて
バー チェ アリーで飲んだ。
FACEBOOKでは友だちで昨夜初めてオーナー・・新婚ほやほや・・とお会いした。
こじんまりとしたショットバーでも種類は豊富。
良い雰囲気だった。