キネマスコープという個展


香本博 懐かしさ香る 絵画展
『キネマスコープ』


2011年7月18日(祭日)〜7月31日(日)
蔵作りギャラリー 山本屋又右衛門
〒 362-0021 埼玉県上尾市原市737番地
電話 048-723-3901
http://www.hoshimata.co.jp/yamamotoya.html

原市街道、蓮田新道バス停前(ニューシャトル原市駅、徒歩5分)

期間中休み 19(火)、25(月)
午前11時〜午後5時
蔵作りの落ち着いた空間は、日常の喧騒から開放してくれます。

<キネマスコープ コンセプト>

車窓から流れて見えたもの
それは、小学生低学年の女の子があぜ道を歩いている光景でした。

気がつくと、年配の女性も、懐かしそうに・・いや深い表情で見ていたのです。

彼女の瞳に映ったのは、自分の中に仕舞っていた
当時の貧しい子供時代や面影だったのかもしれません。
それは、落ち葉が重なって土になり
その養分で木が育つように、沢山の重なり合った日々への憧憬でした。
車窓は横長のシネマスコープのようでした。

印象的な風景や光景は、繋がって流れていく・・・
繰り返しの日々や、ねぎらいの夕陽、幾重にも繋がる苦楽の印象
それは一枚の写真と言うより、物語と連動するシネマに似ています。
シネマをあえてキネマと呼ぶことで、経過する時間のイメージを
出したかったのです。

2009年の『青の憩い風』に続き、
作家の五感で心象風景を切り取って描いた
空の透明感溢れ、色彩豊かな
どこか懐かしさの香りがする絵画展です。
約30点の展示。

今回は、会場と店舗に、ポストカードも展示し、
売り上げの全額を被災地の義捐に役立てたいと願っています。

初日、最終日以外の作家来廊日はお問い合わせください。
こうもとひろし携帯 090-7733-0668

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シネマをキネマといった時代
なにかエアコンの効いた室内でCGで加工してではなく
現場の汗だくを感じます。
バスの車窓の横長の画面に、あふれる詩情を感じて見てから
一昨年スケッチしたのですがそれ以上にならず
今年、津山線のデイーゼルカーの車窓を見る母の表情を見ているうちに
自分の中の温めていたものに繋がりました。
描いてしまった後になって
不思議とバスで見た光景の印象も際立ってきて
それはまた後日完成するでしょう。
後日がいつになるかは不明ですが。

DMご希望の方は差し上げます。
ご連絡ください。