クラムチャウダーと望郷の月

ストーブの上で鍋が置けるのは良い。
昨日は、いただいた白菜とアサリを入れて
クラムチャウダー風に煮込んだ。

時間をかけて冬の時期に甘くなる白菜
アサリが海で経験した時間
秩父の水

そうしたものが溶け合って
出来るものが
味わい深いものを産み出す。

春になれば、追いつけない花や多くの芽生えがあるが
停滞しているように見える冬にも
今しか見えない
今しか感じられない美が発信されて
自分のドアをたたいている

きっといつか
今描いているもの
引っ掻いている画面の傷が
形になる

今自分の内奥にある
もやもやしたもの
わけわからんもの
そうした難解な光も
意味があるかも


『望郷の月』が進んだ
『冬映えの橋』のスケッチをした