時が経過しても届いた絵

昨日は、秩父在住のSさんに予約していただいた絵
『純情な夕陽たち』をお届けした。
実は、Sさんと初めてお会いしたのは
私が秩父に来た頃に近い・・7年ほど前に遡る。
アルプカーぜという絵が小さく載っているDM
それは、2003年に開催した
長野県飯田市のベルという会場でのものだった。

秩父の喫茶店『千茶古』で、Sさんとお会いして
この絵を買いたいと言われたのだが
大きさ(P80号)を言うと、それの小さいのを描いてと
言われて、私は
『自分は、コピーは出来ない、まったく同じものを
縮小して複製しても、きっと感動を呼ばない・・
自分の感動や印象によって作品の大きさや画材は決まる・・
希望に沿って描いても、結局は、買ってくれた方に失礼になる。』
と、まったく同じ絵の縮小は出来ないと説明した。
『ただ、まったく同じでなくても、この風景の印象は
他にも自分の中にある・・それで良ければ
そして見ていただいた上で、気に入っていただければ
買ってほしい。そうでなければ、それはそれで仕方がないと思う。』
その後、数週間後、Sさんに
小さめの 水彩で描いた絵を持参した。
気に入ってくださったが、油彩で描いてほしいと言われた。
でも、私は、Sさんの熱意を感じたので
時間をくださいとお話し
そのままになった。
当時の私にとっての、アルプカーぜという絵は、
十分表現したという思いが優先した。
そのSさんが、あの絵はどうなったの?
などとの話は無しで、絵を予約していただいたのだ。

・・・・話が長くなって、今書けないので
また別の機会に書くとしよう。

昨日は、その後、西瓜堂と
珈琲道ぢろばたに行った。
そこを出て、急に吐き気がして
腹が痛くなり、夜中、気持ちが悪かった。