ボジョレー・ナイト

昨夜はパートナーを迎えに
飯能まで行って、老舗の丸屋酒店に寄った。
予約したボジョレー・ヌーボーを受け取るためで
樽からの量り売りをしてもらった。


(注:この嬉しそうな男は、和製サンタではありませぬ。念のため)


ボジョレーに騒いでいるのは日本だけで
本国フランスでは嬉しい中で本当は笑っているのだろう・・
そんな意見が多い(実は私も以前そうだった)が
熟成したら何でも美味しくなるわけではない。
昨日、丸屋酒店の井上七恵さんと話したが
いいかげんな品種や、新鮮でないもの混入をしたものが
年数が経って美味しくなるはずが無い。
新しい酒は、逆に良さも悪さもはっきりする・・
丸屋さんは、老舗のプライドにかけて、良いものを仕入れて
提供してくれるので安心だ。
丸屋酒店のホームページは こちら

帰路で、秩父のセメント工場跡地に出来たモールに
初めて立ち寄って、ワインに合う食材を仕入れた。

時間も遅かったので、和牛が半額で手に入った。
これで450円程度・・ブルサンチーズも久々だ。
男爵芋とエリンギと玉葱、小松菜でつまみも作った。

ご馳走様という言葉は
良いものを遠いところまで馬で行って
走り回って探し当ててくれたことへの感謝の言葉だ。
まさに、生産者と丸屋さんにそう言いたい気分だった。


ワイン色とよく言うが、大量生産の色は
きっと濁っている・・
空色、ワイン色、水色・・きちんと正面から向かっているものは
きっと澄んでいる。味にも作品にも生き方にも
それが出る。
おまえの絵は濁っていないか。
濁っていなければ、きっと誰かの心が動くはずだ。