すいっちょん

今年の蝉は、気の毒だったと思う。
バイオリズムの外れた気候と気温によって
鳴きたいときに鳴けずに
眠ろうとしたときに、鳴くはめとなった。
夏というメッセージを託された虫なのに
そのためにステージに出てきたのに
気分屋の興行主に振り回された感じだ。
そんなこんなで、思いながら歩いていると
夜道は、鈴虫の声で満載だ。
すいっちょん・・久々に聴いた。
このキリギリス科の虫は、馬追いとか言うそうだ。

多くのことが失われつつある中で
昔の音色が久々に蘇る感動もある。
今日、ビートルズのCDが20数年ぶりで
当時拾えなかった音も含め、臨場感あるリマスター盤で
世界同時発売となった。
考えたら、絵で、そんなことは出来ない。
絵は、1枚しか無いことに価値があり
どんなに『息遣いが聴こえようが』複製は
生演奏を超えたりはしないのだ。
なんだか、疲れてるなあ。
この疲れは、どかから来ているんだろう。
たぶん、イメージを保存する所がいっぱいで
動脈硬化状態なのだろう。
作品化して、次に入ってくるもののために
流れていくようにしなくては・・。
でも、新たな絵『ひしめきあう青』が進んで良かった。
上の画像は、山紫水明さんのブログより。