泣いているような月


人と触れ合わずにも 現代社会は生きていける。
駅で駅員から切符を買って切ってもらわなくても
何の挨拶もなく、帰宅してテレビを見て眠る・・
昨夜は、オレンジ色に染みる月が、泣いているように見えた。
泣く気持ちがあったからではない。
そう見えたのは、久々に秩父東町の珈琲道ぢろばたに行き、
本当に嬉しそうに歓迎してもらったからだろう。
約4ヶ月行かなかったのは、足と気持ちが遠ざかっていたから。
しかし、そこに流れていたのは、たぶん数十年前から同じ空気だ。
良くも悪くもヒューマンな再会を果たし、豆もゲットし、
ちょっと嬉しかったのだろう。
桑田の曲『月』が脳裏で鳴り響いた。