久那の畑で蕎麦を描く


朝方、健治義兄さんから電話があり
畑の蕎麦の収穫が近づき、今、花が満開で
見ますか?と嬉しいお誘いがあった。
昨日は体中が痛くて、200号の準備がいまひとつ順調でなかった。
そんなときに 気にかけてくださっているのは有難いことだ。
久那は、秩父の中でも美しい所だと感じる。
お兄さんの畑の 蕎麦とケールなどをスケッチした。
ケールは青汁などに使うほど栄養価が高いキャベツ科の作物。
初めて真近に観察して、音から出る樹のように太い根や
葉脈のパーツが盛り上がっているのに驚いた。

心身が朝靄に包まれていた昨日の私は
土の香りを嗅ぎながら、生の作物に触れてスケッチ出来て
血が流れた気がした。
やはり私は 絵を描くことで 生きていけるのだと感じた。
帰宅してから、F100号×2を連結するプレート
(前日までに自分で加工して準備した)を取り付けて
200号となった木枠に、キャンバスを貼り付けた。
何とか成功した。