忍野八海は えげつない観光地と化した


毎回のように、故山中隆太郎棟梁の奥様 とし子さんが
私の個展に『主人の目になって』と駆けつけてくださる。
本当に有り難いことだ。
昨日も、棟梁の生前の写真を手にしながら、
全作品を御高覧いただいた。
私の義兄(健治お兄さん)も、運転もかって出てくださって
大助かりだ。
絵を描くのも絵のために生きるのも自分だが
個展を開催するのは、決して一人ではできない。
そのことを、微力の私を助けてくださる、こうした方々の
存在で実感することが出来るのです。感謝。


お兄さんが20年くらい前に行って、好印象だった場所
忍野八海に、会場から足を運んだ。
本来は、富士山を見るのに最も景観が良く
美しい沼として知られる場所のはずだが
観光みやげの店舗を通らないと、八海を見れないように
通路など、本来無かった建造物を乱立させて
情緒を粉みじんに砕いてしまった感があった。
えげつないほどの儲け主義を感じ、自分は多分二度と来ないであろう。
残念でならない。
川には風情があったので、取材できた。
共に、お2人と歩けたのは良かった。