注ぎだし・・同じ帰宅


出稼ぎの精神的、肉体的疲労が頂点に達し
ようやく昨日、積み込みができた。
昼に自分が見て感動して心に焼き付けた光景のかけらたちを
クロッキーブックにあらためて注ぎだそうとする。
様々な雑音の環境の中で、感動の抽出のために
強制的に自分を無にするのは、並大抵の努力ではできない。
でも、それが単に落書き的に終わっても、足がかりになってくれる。
頭の痺れを紛らわして、バスの30分間揺られながら缶サワーを飲む。
昨日は暑かった。
パートナーと出逢った最初の頃のことを 思い巡らして
今も気持ちが変わらない・・いやそれ以上に深くなっていることを
実感して、出稼ぎの痛みから解放される。
義兄に掘りたての新じゃがをいただいていたので
小川屋でセールをしていたフランスワインを買って帰宅する。
買い物袋を玄関の中に入れて、予感がして駐車場へ急ぐ。
やはり・・2分後に彼女が坂をパジェロで下りて来た。

新じゃがとゆで卵、サラミソーセージ、胡瓜、
にんにく、黒コショー、マヨネーズでサラダを作り、乾杯した。
作品は 『爺っちゃん婆っちゃん』