アジアンアート報道と目眩の渦中で、どらの音


昨日も目眩は残った。しかし一頃より軽減されたことは確かだ。
目眩の原因は、生活のリズムが崩れ、極端に疲労することのため
耳鼻関係やストレス、あるいは脳関係や血圧の均衡が崩れるためのようだ。
そう言えば今回の継続する困難の前に、ビーという耳鳴りが何度かした。
徐々に直っているので、大切にしていこう。


このところ、比較的こじんまりした作品の制作が続き
私の内にある太鼓・・どらの音が昨日鳴り響いた。
どんな絵となるのか自分でも楽しみだ。
ニュース報道の中で『アジアンアート』は好景気に沸いているらしい。
現代ポップカルチャーは売れ筋だそうで、数百万の値が付くようだ。
画商は、収集家が好む『珍しく』『話題の』に当てはまる商品を競り落とし
収集家は、それを買って自慢し、寝かせて
更なる高値が付くことに価値を見出す。
そして最も不幸なことに、作家も『感動したから』などではなく 
売れて評価される・・他ならぬ上記の2者に・・ようなものを制作する。
いつの時代も、この文化の貧困は変わらない。
いつの時代も『銭になるから』で動く作家が大変多い。
そして『アートと呼ばれるこの言葉』は、ますます薄っぺらく
価値大暴落の様相を呈している。


今日から 世間の雑音と別のところで 自分だけが聞こえる どらの音を
大きな画布に叩き付けよう。


昨日はパートナーが、お世話になった方と共に芝桜を見た。
楽時舎で昼食をとったそうだ。
夜は、鳥新さんで彼女と食事をした。