母は85歳の生涯を駆け抜けた女性。
駆け落ち同然で10代で結婚、苦労に苦労を重ね、
文化芸術を愛し、
父、兄、家族親類と友、花、猫、鳥・・・そして私を愛した。
「博、一度落ちるところまで落ちてごらん。そうすれば後は上がって行くだけだよ。」
苦労に苦労を重ねた女性でなければ、なかなか言えない言葉だろう。
母の好きな紫系の額は、私が着色した。
10日の母の日は、新型コロナ自粛で、青梅の墓に行くことができなかった。
そうした人が多いので今年だけは、5月いっぱいが、母の日と認められるらしい。
洋子の母が眠る聖地公園には行くことができた。
所謂仏花が苦手な我々・・生前好きだった花を飾った。
そして、秩父に移転してから真摯に面倒を見てくださっている、
私が「秩父の母」として慕っている山中とし子さんを玄関に訪ね、
そば処英太郎さんの美味しい生蕎麦(つゆ付き)を届けることができた。
「そうだ、香本さん、お米持って行って・・」なんだかなあ(苦笑)愛おしい気遣いに感謝。
人の生きたたくさんの証・・それが今、我々を支えている・・実感だ。
そば処英太郎 時節柄現在は平日ランチタイムのみ営業。テイクアウトのカレーは終了しました。