義兄を想い出す帰路

f:id:artkomoto:20190711233707j:plain

個展ペイン2初日(18日)の新宿から秩父に到着して駅を出て、

もう日付が変わった午前0時30分頃の、自宅への道すがら。

交差点近くで声がする・・「今日は楽しかったよ、それじゃ、お休みなさい、気を付けてね。」。

おそらく飲んだ帰り、別れの挨拶の言葉だろう。

f:id:artkomoto:20190711233745j:plain

亡き義兄に誘われ(たまには誘った)、よく飲んだ時の情景が交差する。

「やあ、今日は楽しかったあ、どうも。それじゃあここで。」

「はい、こちらこそ、ありがとうございました。

お兄さん大丈夫ですか?じゃあ、気を付けて。おやすみなさい」

進んでいく路には、もう誰もいなかったが、なんだか亡き義兄の余韻を感じ、とても暖かい心持で歩いて帰った。

f:id:artkomoto:20190711233803j:plain