個展ペイン2初日(18日)の新宿から秩父に到着して駅を出て、
もう日付が変わった午前0時30分頃の、自宅への道すがら。
交差点近くで声がする・・「今日は楽しかったよ、それじゃ、お休みなさい、気を付けてね。」。
おそらく飲んだ帰り、別れの挨拶の言葉だろう。
亡き義兄に誘われ(たまには誘った)、よく飲んだ時の情景が交差する。
「やあ、今日は楽しかったあ、どうも。それじゃあここで。」
「はい、こちらこそ、ありがとうございました。
お兄さん大丈夫ですか?じゃあ、気を付けて。おやすみなさい」
進んでいく路には、もう誰もいなかったが、なんだか亡き義兄の余韻を感じ、とても暖かい心持で歩いて帰った。