皆野の牧歌的風景、自由の風。


巷で言う大型連休(絵描きには無関係だが)の初日
観光地の秩父はどこも賑わっている・・高原牧場も例外ではなかった。
でも標高500m以上のさわやかな風に吹かれて癒された。
山羊や羊、親子、子供の声
牧歌的な風景だ。風を受けて、先日言われたことを回想していた。

【今の時代、作家は現政権NOという明確な意思表示を表現すべきだ。
ただ牧歌的だけな絵を描くべきではない】という辛辣な意見。
私は 牧歌的な絵を描いて何が悪い?と聞きたい。
それこそ人間の真実、落ち着きどころを表現・・つまりは
それを壊す戦争や原発、自然破壊を否定していると言える絵なのである。
そうした情緒や繊細な感性を【メッセージがない】と判断するのは、
イデオロギーが全面になってしまっている、いわば貧困な感性だからだと
私は思う。
高原の風で心地よく鯉のぼりが泳ぎ、私の心も
自由の中で泳いでいた。

秩父高原牧場
https://www.pref.saitama.lg.jp/kogen-bokujo/
[昨日の断片]180428