「無主物」壷井明3.11を描くー丸木美術館にて


古民家ギャラリーかぐやに作品搬入したこの日・・
19日から始まる【NO NUKE ☆PEACE ART展】in かぐやの飾りつけ。
一段落したところで代表の井上さんに、丸木美術館に連れて行っていただいた。
最終日ぎりぎりセーフの展示は、「無主物」壷井明3.11を描く。


ベニア板に油彩で描かれた大作の数々は、ストレートに見る人の心に突き刺さってくる。
原発崩壊がもたらした苦しみを象徴的に描いたと言うよりは、真実の暴露と怒りの反論という気がする。
「無主物」という言葉は彼の造語ではなく、
被害の当事者のはずの東京電力が弁護士を通して裁判で主張した、「放射性物質は〝無主物〟である」
飛んでくっついてしまっているものの「除染は自分たちでできるはず」という
セシウムは誰のものでもない」との論理で使われた言葉から来ている。
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1260.html
https://wan.or.jp/article/show/522
ほとんどのギャラリーで展示を断られ、首相官邸前などで大判プリントにしたものを展開。
そうした中で、KEN (三軒茶屋)と丸木美術館が目を留めた。鑑賞が間に合って良かった。

壷井さんのwebはこちら http://dennou.velvet.jp/









[昨日の断片]161112