岡林信康ホンキートンク30年ぶりライヴ


昨日は久しぶりにホンキートンク秩父郡皆野町)へ。
伝説のフォークシンガーソングライター・岡林信康
なんと30年ぶりにライヴということで拝聴した。
自分が十代の頃、兄が持っていたアルバム【わたしを断罪せよ 】を聴き
山谷ブルース や 百舌が枯れ木で 、共よ などに
魅力を感じたのが曲との出会いだった。

70歳となった彼の、いまだに若々しい澄んだ声を聴きながら
市ヶ谷近くで深夜に地下鉄工事をしながら飯場で夜を明かし絵を描いていた、
若い頃を思い出していた。血の気の多い出稼ぎ労働者に殴りかかられたり
生々しい日々だった(苦笑)。
岡林さんの歌作りには、格差社会の歪に遇っている人々への思いが
根底にあるように感じる。朝早くから働く貧困を歌った
【チューリップのアップリケ】もそうだ。
【山谷ブルース】にも
今日の仕事はつらかった
あとは焼酎をあおるだけ
人は山谷を悪く言う
だけどおれ達いなくなりゃ
ビルもビルも道路も出来やしねえ
誰も分かっちゃくれねえか とあるが、
作られた1960年代より現代のほうが酷い格差を強いている日本に
なっているような気がするのは、私だけだろうか?
虹の舟唄、自由への長い旅も素晴らしかった。

[昨日の断片]160912