父の歳になって母に感謝


父は約20年前に61歳で亡くなった。
糖尿から腎臓、人工透析・・あまりに早い死だった。
私も同じ歳まで生きてこられたのだ・・そのことを
母に電話した。
【父の生涯分、おふくろさんのおかげで生きてこられた。ありがとうね。
これからは父が生きられなかった分、また生き続けるね。】
母は嬉しそうにこう言った。
【何もしてきてないよ、おめでとう。ありがとう。】
母の愛は偉大だ、深くて広くて果てしない。
何から何まで膨大にしてきてくれたのに 何もしてないよ なんて。
心ふるえる言葉だった。


[昨日の断片]160718